クリエイターズインタビュー

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ドラマ「暴れん坊ママ」    ADってどんな仕事?
──なぜドラマ制作のADになったの?山内大典さん写真大学では法学部だったのですが、演劇サークルに入ったのがこの業界に目を向けるキッカケでしたね。最初は役者をやったのですが、途中から演出をやり始めまして。そこで「モノを作る」ことの面白さに目覚めたんです。就職するならこれしかない!と。ええ、法学部の影響はまったくありませんでした(笑)。もちろんテレビ局も受けたのですがのきなみ落ちましてね。でも、実際に番組を作るという仕事をするなら制作会社へ、と思いまして。



──面接や入社試験はどうでした? 山内大典さん写真エントリーシートを最初に出したのも今の会社です。で、最初に合格をもらったのもそうです。だから他の会社も受けていましたけど、すぐに決めちゃいましたね。最初に筆記があって、それから面接、と。流れはオーソドックスですね。でも、筆記試験は一番難しかったですよ。テレビ製作会社だからって面白いテスト、なんていうのではなかったですね。



──入社してからの仕事は?今はドラマ部門にいますけど最初にやった仕事はバラエティーだったんです。『がんばった大賞』というNG大賞みたいな番組ですね。このとき一番下のADとして初めて参加したので知識が何もなく、周りには迷惑をかけてしまいましたね。「デジベ」という用語も知らなかったですし。あ、これは「デジタルベータカム」の略で編集する際に使うビデオテープのことです。他にも「テープ出し」とか、「シロ」なんていう用語が飛び交ってるんですが、全然そういう知識が無くて。「テープ出し」というのは最初の素材からテロップを入れたり、CGを入れたり少しずつ完成にむけての各バージョンのことなのですが「シロ」というのは最も最初の段階のもの。NG集の素材だけ持っていってしまって呆れられたことがあります。「これだけ持ってきても編集できないだろ」って。

その後『IQサプリ』の担当ADになるんですが、番組の最後に流れるスタッフロールに名前が出たんです。これが嬉しかったですね。祖父母が三重県に住んでいるんですが、おばあちゃんはこれを毎週録画してたそうです。その後、別な番組に異動になったら「最近名前が出ないけど…」と心配してたみたいですね(笑)。

──現在の仕事の内容は?バラエティーからドラマの担当に異動したのは今年2007年の春からです。実際には辞令が降りても引き継ぎで中々異動できず、実際に携わったのは6月からですけど。元々演劇サークルからこの業界に興味を持ったタイプなのでドラマに異動できたのは嬉しかったですね。もちろん、バラエティならではの面白さややりがいはあるんですが、自分の抱いている夢の実現にちょっと近付いた感じがします。

仕事のローテーションが違うので、最初はちょっと戸惑いました。ドラマの場合、5日撮影日があって、2日が撮休(さつきゅう)というパターンなんです。撮影中の5日は忙しいですよ。ほとんど家に帰れませんから。あ、僕結婚しているんですよ。友人には離婚されても文句言えないな、なんていわれてるんですけどね。妻は理解してくれているようなので安心です。ただ、家に帰って妻に「久しぶり!」っていわれたのはちょっとショックでしたねえ(笑)

──学生に向けてのメッセージは?山内大典さん写真僕の周りにいる同期は演劇好き、本や漫画好きという人が多いですね。学校で学んだことは全然活用できてないんですが。また、リサーチには雑学がいきてきますね。しかし、実際には今まで何をしてきたかはあんまり影響ありません。必要なのはコミュニケーション能力というか、人柄ですね。いじられやすいキャラとか。学校で勉強するモノじゃないと思っています。最近では「おれ、もっとバカになれないかな」って思うんですよ。
山内大典さん写真
山内大典さん(25歳)
アシスタントディレクター
株式会社共同テレビジョン
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